AIアプリ開発の成功率を120%にする!UIコンポーネント完全図鑑【プロンプト用名称・使い方50選】

AIアプリ開発におけるUIコンポーネントの概念を示す、分解されたアプリ画面のイラスト。小さなラベル付きパーツがAIによって理解されている。

AIを使ってアプリを開発する際、最も重要なのは「AIに正確なイメージを伝える語彙力」です。

「画面の右下に丸いボタンを置いて、そこを押すとメニューが出るようにして」

このような曖昧な指示では、AIはあなたの理想を100%再現できません。しかし、**「画面右下にFAB(Floating Action Button)を配置し、タップでModal Bottom Sheetを表示させて」**と伝えれば、AIは迷うことなく正確なコードを出力します。

この記事では、AIアプリ開発のプロンプトで「武器」になるUIコンポーネントの種類、正式名称、そしてプロンプトへの組み込み方を徹底的に解説します。


1. 【基本】入力系コンポーネント(Inputs)

テキスト入力 (INPUT ELEMENTS): テキストフィールド(1行入力)、テキストエリア(複数行入力)、パスワードフィールド(●●●で隠れる)、検索バー(虫眼鏡アイコン付き)。

ユーザーに情報を入力してもらうための、最も頻度の高いパーツです。

1-1. テキスト入力

  • Text Field(テキストフィールド): 1行の入力。ログインや検索に。
  • Text Area(テキストエリア): 複数行の入力。コメントや本文に。
  • Password Field(パスワードフィールド): 入力文字が「●」で隠れる。
  • Search Bar(検索バー): 虫眼鏡アイコンが付いた検索専用の入力欄。

1-2. 選択・トグル

  • Checkbox(チェックボックス): 複数選択が可能。
  • Radio Button(ラジオボタン): 複数の中から「1つだけ」選択。
  • Switch / Toggle(スイッチ): ON/OFFの切り替え。設定画面など。
  • Slider(スライダー): 音量や価格帯など、数値を直感的に調整。
  • Range Slider(レンジスライダー): 「1,000円〜5,000円」のように範囲を指定。

1-3. 特殊入力

  • Date Picker(デイトピッカー): カレンダーから日付を選択。
  • Time Picker(タイムピッカー): 時計から時刻を選択。
  • File Uploader(ファイルアップローダー): 画像やPDFを選択・ドラッグ&ドロップするエリア。
  • Color Picker(カラーピッカー): 色を選択するパレット。

2. 【重要】ボタン系コンポーネント(Buttons)

UIデザインにおける各種ボタンのスタイルガイド。Primary(塗り)、Secondary(控えめな塗り)、Outlined(枠線)、Ghost(テキストのみ)、FAB(浮いている円形ボタン)、Icon(アイコンのみ)、Toggle Group(複数選択切り替え)の計7種類が、それぞれの名称と共に整理されたグリッド形式で並んでいる図解。

ユーザーのアクションを促す、アプリの心臓部です。

  • Primary Button: 画面内で最も重要なアクション(「保存」「購入」など)。
  • Secondary Button: 2番目に重要なアクション(「キャンセル」「戻る」など)。
  • Outlined Button: 枠線のみのボタン。控えめな主張に。
  • Ghost Button(Text Button): 枠も背景もない、文字だけのボタン。
  • FAB (Floating Action Button): 画面上に浮いているボタン。新規投稿などに使用。
  • Icon Button: アイコンのみのボタン。省スペースな配置に。
  • Toggle Button Group: 「左・中央・右揃え」のように、複数の選択肢をボタンで切り替え。

3. 【構造】ナビゲーション系コンポーネント(Navigation)

UIデザインにおける各種ナビゲーション系コンポーネントの包括的な図解。App Bar/Top Bar(画面上部のタイトルエリア)、Bottom Navigation Bar(スマホの画面下部メニュー)、Drawer(画面端からスライドするメニュー)、Side Bar(PCの左側固定メニュー)、Tab Bar(コンテンツ切り替えタブ)、Breadcrumbs(現在地表示パス)、Pagination(ページ切り替えボタン)、Stepper(ステップ進行表示)の計8種類が、それぞれの名称と共に、整理されたグリッド形式でミニマルな2Dベクターで描かれている。

アプリ内の迷子を防ぐための、骨組みとなるパーツです。

  • App Bar / Top Bar: 画面上部のタイトルエリア。
  • Bottom Navigation Bar: スマホアプリの画面下部にあるメインメニュー。
  • Drawer(ドロワー): 画面端からスライドして現れるメニュー。
  • Side Bar: PC向け管理画面などで左側に固定されるメニュー。
  • Tab Bar: 画面上部などでコンテンツを切り替えるタブ。
  • Breadcrumbs(パンくずリスト): 「ホーム > 設定 > プライバシー」のような現在地表示。
  • Pagination(ページネーション): 「1 | 2 | 3 | 次へ」といったページ切り替え。
  • Stepper(ステッパー): 「入力 > 確認 > 完了」のようなステップ進行を表示。

4. 【視覚】情報表示・データ系(Data Display)

UIデザインにおける各種ナビゲーション系コンポーネントの包括的な図解。App Bar/Top Bar(画面上部のタイトルエリア)、Bottom Navigation Bar(スマホの画面下部メニュー)、Drawer(画面端からスライドするメニュー)、Side Bar(PCの左側固定メニュー)、Tab Bar(コンテンツ切り替えタブ)、Breadcrumbs(現在地表示パス)、Pagination(ページ切り替えボタン)、Stepper(ステップ進行表示)の計8種類が、それぞれの名称と共に、整理されたグリッド形式でミニマルな2Dベクターで描かれている。

複雑な情報を整理して見せるためのパーツです。

  • Card(カード): 画像・見出し・本文を1つのパネルにまとめたもの。
  • List Tile(リストタイル): アイコン、タイトル、サブタイトルが並ぶ1行の要素。
  • Data Table(データテーブル): 表形式で数値を表示。ソート機能を持たせることも多い。
  • Grid View(グリッドビュー): 写真などをタイル状に並べる。
  • Carousel(カルーセル): 画像などが横にスライドするバナーエリア。
  • Accordion / Expansion Tile: タップすると詳細が縦に開くリスト。
  • Badge(バッジ): アイコンの右上に付く「未読件数」などの小さな数字。
  • Avatar(アバター): ユーザーの丸いプロフィール画像。
  • Chip / Tag(チップ): カテゴリやキーワードを示す小さなラベル。
  • Tooltip(ツールチップ): ホバー時に表示される補足説明。

5. 【反応】フィードバック・状態系(Feedback)

ユーザーの操作に対して、アプリが「返事」をするためのパーツです。

UIデザインにおける「フィードバック・状態系(Feedback)」の包括的な図解。整理されたグリッド配置で、Dialog/Modal(確認窓、OK/Cancelボタン)、Bottom Sheet(画面下からのパネル)、Snack bar/Toast(画面下部のメッセージ)、Circular Progress(読み込み中アイコン)、Linear Progress(進捗バー)、Skeleton Screen(読み込み中のコンテンツの影)、Empty State(データがない時のイラストと説明)の計7種類が、それぞれの名称と共にミニマルな2Dベクターで描かれている。
  • Dialog / Modal: 画面中央に浮かび、ユーザーの操作を強制する確認窓。
  • Bottom Sheet: 画面下からニョキッと出てくるパネル。
  • Snack bar / Toast: 画面下部に数秒だけ出るメッセージ(「送信しました」など)。
  • Circular Progress: ぐるぐる回る読み込み中アイコン。
  • Linear Progress: 横に伸びるプログレスバー。
  • Skeleton Screen: 読み込み中に表示される、コンテンツの「影」のようなダミー。
  • Empty State: データが1件もない時に表示されるイラストや説明文。

6. AIプロンプトを劇的に進化させる「4つの指示ルール」

コンポーネント名を知ったら、次はそれをどうプロンプトに組み込むかです。以下の4点を意識してください。

① 「構造」から「詳細」へ

いきなり細部を指示せず、まずは大枠を伝えます。

NG: ログインボタンを赤くして。 OK: 画面中央に Card を配置し、その中に Text Field(メール用)と Primary Button(ログイン用)を配置してください。ボタンの色は #FF0000 に。

② 「状態(State)」を定義する

コンポーネントには状態があります。

「ボタンの Disabled(無効)状態 のデザインも作って」 「入力エラー時には Text Field の枠線を赤くし、下に Error Text を表示して」

③ 「インタラクション」を指定する

「この List Tile をロングプレス(長押し)したら、Context Menu を表示して」 「FAB をスクロールに合わせて隠して(Hide on scroll)」

④ 「レスポンシブ」を意識する

「PCでは Side Bar を表示し、モバイルでは Hamburger Menu から開く Drawer に切り替えて」


まとめ:UI名称は「開発の共通言語」

AIは魔法の杖ではありませんが、最高のアシスタントにはなり得ます。 今回紹介した50種類のコンポーネント名をプロンプトに混ぜるだけで、あなたの意図は100%に近くAIに伝わるようになります。

まずは、自分の作りたいアプリの各パーツに「これは Chip だな」「ここは Accordion がいいな」とラベルを貼る練習から始めてみてください。

次にやるべきこと: この記事をブックマークし、AIへのプロンプト作成時に「辞書」として横に置いておきましょう。

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